【旅行のすゝめ】#1 「なんで旅行ばかりしてるの?」(概要編)

大学の友人に聞かれたことがあるんですよ.

Q.「そもそもなんで旅行ばかりしてるの?

A.「う~ん,




楽しいから



そうです.楽しいから行くに決まってますね?当たり前.聞かなくたって分かるよ??

というわけで概要編は以上です.

次回をお楽しみに!


終  
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ 








終わりません.

(以上茶番)

確かに事実です.間違いないのでその時はこう答えたんですが,友人には「……は?(困惑」と言われてしまったので,ここではもう少ししっかり深い話をしますね.(自らハードルを上げていくスタイル)

思ったことを書き連ねていっただけなので論理の飛躍やら常体敬体混在やらだと思いますがご容赦くださいませ.

「なんで旅行ばかりしてるの?」

実は回答は1つです.大学生だから.

大学生だから

某友人同様「は?」という感じでしょうが,それなりに筋の通った話なので,しばらく辛抱してください.


皆さんもご承知の通り,一般的に学生ってのは「時間はあるけど金はない」んですよね.じゃあ時間はあるからと言って文科省の通知に従って予復習に授業時間と同時間を費やすわけもなく,大抵の人がその時間でアルバイトなるものをするわけなんですが,まあ時間給で働いたところで,10年後の自分からするとちっぽけな額なわけです.頑張っても年収103万で例の壁にぶつかってしまいます.扶養を外れてまで働くことはないですし.

だがしかし就職してしまうと「金はあっても時間がなくなる」んですよ.大学のサークルの先輩が時折企業説明にいらっしゃいますけど,初任給27万!1年目から賞与6ヶ月!フレックスタイム制!残業ってなにそれおいしいの?みたいな超待遇スーパーホワイト企業 *1 でも,やはり学生時代の2ヶ月とかいう連続した休みはなかなかないわけです.時間を金で買うのは難しいらしい.(学生のうちにコツコツ働いてお金を「貯める」人がいますけど,そう考えるとそれが「稼ぐという目的であって学生のうちに使わない」んだったらあまり意味ないと思うんですが,この話は追々.)

そう考えてみると,学生のうちって「時間をかけないとできないこと」ができるんですよ.でも就職するとこれができなくなってしまうと.そういうものって色々とあるかと思うんですが,その最たるものが長期間の「旅行」だと思っているわけです.

そんでもって,「旅行」の楽しむべきところは,自らを普段と異なる土地環境に置いたときに発生するんだと思うんです.見知らぬ土地を歩いて,その土地に特有の文化に触れ,特有のものを食い,特有の風土を体感する.そうすることで初めて他では味わえない「楽しかったと思える何か」を得るわけですよ.「何か」がなんなのかはやってみないとわかりませんが,やってみれば必ず巡り会いましたし,加えて毎回必ず「そこにいた」「それをやった」という「経験」「思い出」がもれなく付いてきます.

なんか格好つけてしまいましたが,誇張でもなんでもなくて当たり前のことです.いつもと違うところにいつもと違うことをしようとして存在していれば,(大小はあれど)なにか違うことを経験するに決まってます.


上は全て旅先で美しい風景に出会った場面ですが,旅行に出る前から計画して狙っていったというよりは,現地で思いついたから寄ってみた,あるいは思いがけず出くわしてます.
いつ何と出会うかわからない,レポートや課題といった日常を取り巻く忌々しい雑念を捨て,いつもと違う環境に自らを置いてみる「旅行」というのはやってみるとなかなか楽しいものですよ.

というわけで,時間がある大学生のうちはと思い,なるべく長距離・長期間の旅行をだいぶ積極的にするようにしてます.もちろん松尾芭蕉のように「日々旅にして旅を栖とす*2」ることはできませんから,(いまのところ)長くて2週間くらい.まあ前回も書きましたけど,毎長期休暇に2週間も家を空けるってのは普通に考えたら「頭おかしい」ですがね.今度の春は間3日挟んで2週間を2回やるらしいですよ.馬鹿ですね?

とにかく声を大にして文字も大(200%)にして言いたいのは,絶賛大学生なみなさんには,

ぜひ時間のあるうちに旅行をしてほしい

ということ.2週間とか長くなくてもいいから.日帰りでもいいんだ.
正しくやれば非日常が「楽しい」と思えるから

あれ,初っ端の茶番に戻ってしまった…だと…?無限ループって怖くね?


まとめ

なんで旅行ばかりしてるのか? 大学生だから.



概要ってこういう事で合ってるんだろうか.

次回からは細かい所の話をしようかな.「正しくやれば」楽しいって書いたけどそのあたり掘り下げてみようか.それで旅行の魅力が伝わってくれるといいんですが.

*1:自科部なら知ってるかも.いつぞやなんとかクロマトグラフィー見せてもらった近隣のあの会社の主力事業が分社化したほう

*2:正確には芭蕉がではなく「舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者」たちが,です.芭蕉はこういうのに憧れて衝動を抑えきれなくて旅に出たじゃなかったっけ